カテーテル治療後
カテーテル治療後は「通院」が不可欠です
カテーテル治療の普及により、多くの心疾患が低侵襲で治療できるようになりました。しかし、「カテーテル治療の完了=完治」ではありません。 治療の効果を最大限に引き出し、再発を防ぐためには、その後の継続的な外来受診と適切な管理が極めて重要です。当院では、基幹病院でカテーテル治療を受けられた患者様の「その後のパートナー」として、専門的なフォローアップを行っています。
なぜカテーテル治療後の「外来フォロー」が重要なのか?
治療後の血管や弁の状態を維持し、新たな病変を作らないためには、以下の4点が鍵となります。
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定期的な検査: 超音波(エコー)や心電図による経過観察
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薬剤調整: 適切な種類と量への段階的な調整(血液サラサラの薬など)
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生活習慣の改善: 再発の土壌となる高血圧・糖尿病・脂質異常症の生活指導と投薬調整
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メンタルケア: 治療後の不安を解消し、前向きな生活をサポート
冠動脈ステント治療(PCI)後
対象疾患:狭心症、心筋梗塞など
PCI(経皮的冠動脈形成術)は、狭くなった冠動脈にステントを留置する治療です。治療直後は2種類の抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)を内服しますが、数ヶ月後には1種類に減らすなど、適切なタイミングでの薬剤調整が欠かせません。
また、ステントが再び詰まる「再狭窄」や、別の部位に新たな動脈硬化が進むのを防ぐため、生活習慣病のコントロールと定期的な心エコー検査が必要です。
カテーテルアブレーション治療後
対象疾患:心房細動、頻脈性不整脈など
アブレーション治療後は、数年間にわたり不整脈が再発しないかをチェックする必要があります。当院でも24時間ホルター心電図によるフォローの検査が可能です。
また、近年普及しているApple Watchなどのウェアラブルデバイスによる心電図データの相談も受け付けております。「これって不整脈?」と感じたデータがあれば、ぜひお持ちください。再治療が必要と判断した場合は、速やかに治療連携病院へご紹介いたします。
TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)後
対象疾患:大動脈弁狭窄症
高齢の方に多い大動脈弁狭窄症に対し、カテーテルで人工弁を置換するTAVI。術後は息切れなどの心不全症状が改善しますが、人工弁を長持ちさせ、心不全を再発させないためには、血圧管理と利尿剤の微調整が非常に繊細となってきます。
その他の先進的なカテーテル治療後
当院長は、慶應義塾大学病院循環器内科カテーテル治療グループに在籍し、数多くの高度な先進治療に携わってまいりました。そのため、以下のような特殊なカテーテル治療後の管理も、専門的な知見を持ってサポート可能です。
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心臓の穴を閉じる治療: ASO(心房中隔欠損症)、PFO(卵円孔)、ADO(動脈管開存症)
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弁の修復・閉鎖術: マイトラクリップ(僧帽弁修復)、LAAC(左心耳閉鎖術)
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血管・心筋の治療: BPA(肺動脈形成術)、PTSMA(中隔心筋焼灼術)
大学病院等の高度専門医療機関と密接に連携しながら、身近なクリニックで質の高い継続医療を提供いたします。
カテーテル治療後の不安、お気軽にご相談ください
「カテーテル治療して数年たつけど自分の現在の心臓の状態はどうなっているの?」「薬はずっと必要なの?」といった疑問や不安は、皆さんよく感じるところだと思います。
当院では、お一人おひとりに合わせたフォローアップや検査対応を行います。「なんとなく調子が悪い」といった些細な変化でも構いません。どうぞ安心してお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
三浦 光太郎|カーサファミリークリニック 院長
循環器専門医・総合内科専門医・医学博士
