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ワクチン(成人)

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、加齢とともに発症リスクが高まり、特に70代でピークを迎えます。かつて水ぼうそうにかかった際、体内に潜んでいたウイルスが、免疫力の低下をきっかけに再活性化することで起こります。体の片側に帯状の痛みや水ぶくれが現れるのが特徴ですが、怖いのは後遺症です。皮膚の症状が治った後も激しい痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」に悩まされたり、重症化して入院が必要になったりすることもあります。

現在、江戸川区ではワクチンの公費助成を行っていますが、生年月日によって制度が異なります。以下の点にご注意ください。

 ・65歳以上の方:5歳ごとに定期接種を受けることができます。
 ・50歳〜65歳未満の方: 令和8年度も引き続き「任意接種助成」をご利用いただけます。

三種混合ワクチン

3種混合ワクチン(DPT)は、ジフテリア、百日せき、破傷風を防ぐためのものです。乳幼児期の定期接種で得た免疫は成長とともに低下するため、最近では学童期以降や大人の方、妊婦の方への「追加接種」が推奨されています。
特に百日せきは、免疫のない赤ちゃんにうつすと重症化する恐れがあり、ご家族での予防が大切です。すでに5種・4種混合ワクチンを終えた方も、1回の追加接種で免疫を補強できます。

RSウイルスワクチン(アブリズボ)

RSウイルスは、赤ちゃんが感染すると肺炎などの重症化を招く恐れがあるため、生後まもない時期の守りを固めることが大切です。妊娠中にお母さまが「アブリスボ」を接種することで、お腹の赤ちゃんに免疫を分け与え、出生後の感染から守ることができます。

RSウイルスワクチン(アレックスビー)

RSウイルス(RSV)は乳幼児だけでなく、60歳以上の高齢者や基礎疾患のある方でも肺炎や気管支炎などの重症感染症を引き起こすことがあります。アレックスビーは60歳以上の方を対象とした任意接種ワクチンです。1回の接種で効果が期待でき、通年接種が可能ですが、RSウイルスが流行する秋から冬にかけての接種が推奨されます。現在、公費助成の対象外のため自己負担での接種となります。

肺炎球菌ワクチン

風邪を引いた後や免疫力が低下した時に肺炎球菌による感染症を発症することがあります。この細菌により、髄膜炎や中耳炎、肺炎などの感染症を発症する恐れがあり、乳幼児や高齢者、基礎疾患がある方でかかりやすいといわれています。
2025年度まで、65歳になった方は予防医療法に基づき、「ニューモバックス」という肺炎球菌ワクチンが定期接種の対象となっていましたが、2026年度より「プレベナー20」というワクチンに変更となりました。
プレベナー20の他に自費にはなりますが、「キャップバックス」というワクチンもあります。

HPVワクチン

女の子への接種

子宮頸がんの原因となるHPVの約90%以上をシルガード9で予防できます。特に感染前に接種することで最大の効果が得られるため、小学6年生から高校1年生の間に接種することが推奨されています。この期間は定期接種として無料で受けられます。ワクチンで予防しきれないHPVタイプも存在するため、20歳を過ぎたら子宮頸がん検診との併用が大切になってきます。

男の子への接種

男性もHPVに感染することがあり、咽頭がん・肛門がん・陰茎がんなどの原因となります。また、感染した男性が女性へウイルスを移す可能性もあることから、社会全体での予防という観点からも男の子への接種が推奨されています。江戸川区では男の子も公費でHPVワクチンを接種できます。

ワクチン値段表

種類 公費補助 値段(税込)
帯状疱疹ワクチン
(シングリックス)
区の助成 11,000円
自費 23,000円
帯状疱疹ワクチン
(ビケン)
区の助成 4,000円
自費 9,900円
肺炎球菌ワクチン
(プレベナー20)
区の助成 4,400円
自費 13,000円
肺炎球菌ワクチン
(キャップバックス)
自費 15,000円
3種混合ワクチン(百日咳・ジフテリア・破傷風)
(トリビック)
自費 8,000円

子宮頸がんワクチン
(シルガード9)

自費 29,150円
区の助成 無料

子宮頸がんワクチン
(ガーダシル)

区の助成 無料

RSウイルスワクチン
(アレックスビー)(60歳以上)

自費 27,000円

RSウイルスワクチン
(アブリズボ)(妊婦)

区の助成 無料

B型肝炎ワクチン
(ビームゲン or ヘプタバックス)

自費 7,200円
MRワクチン(麻疹・風疹)
(ミールビック)
自費 11,000円
おたふくかぜワクチン 自費 5,500円

コロナウイルスワクチン

自費 16,000円

上記の表以外の自費のワクチンも各種接種可能です。お手数ですが、電話でお問い合わせください。
また、ワクチンについてご不明点がございましたら、いつでもご相談下さい。

この記事を書いた人

三浦 光太郎|カーサファミリークリニック 院長
循環器専門医・総合内科専門医・医学博士

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