子どもの卵アレルギー
こんなお悩みはありませんか?
- 「血液検査で陽性と言われて除去を続けているけど、本当に食べられないの?」
- 「ずっと卵を除去しているが、いつまで続ければいいか分からない」
- 「離乳食で卵を試したら湿疹が出た。もう食べさせてはいけない?」
- 「保育園・幼稚園の給食で卵が出るが、どこまで除去すればいいか分からない」
- 「加熱した卵なら大丈夫なのか、生卵はどうなのか知りたい」
- 「除去をやめていいか、自宅で試してみていいか不安で踏み出せない」
これらのお悩みは、当院の卵の負荷試験(食物経口負荷試験)で答えを出すことができます。 西葛西・江戸川区にお住まいの方は、お気軽にご相談ください。
卵アレルギーの特徴
卵(鶏卵)は、子どもの食物アレルギーの中で最も頻度が高いアレルゲンです。最大の特徴は、加熱の仕方によってアレルゲン性が大きく変わることです。
| 卵の状態 | アレルゲンの強さ |
|---|---|
| 生卵 | 最も強い |
| 半熟~炒り卵 | 強い |
| 固ゆで卵白(完全加熱) | 炒り卵よりは弱い |
| 加工食品に含まれる卵 | 含有量や調理法次第 |
| 固ゆで卵黄(完全加熱) | 弱い |
つまり、「固ゆで卵なら食べられる」「お菓子に入っている少量の卵は問題ない」というお子様が多くいます。血液検査が陽性だからといって、すべての卵が一切食べられないわけではありません。
また、卵アレルギーは年齢とともに治りやすいアレルギーのひとつです。 5歳までに約6割、10歳までに約8割のお子様が自然に耐性を獲得するとされています(食物アレルギー診療ガイドライン2024)。
血液検査だけでは分からないこと
「血液検査でクラス3でした」と言われても、それだけでは実際に食べると症状が出るかどうかは判断できません。
血液検査(特異的IgE検査)が分かるのは、「その食物に対して反応する抗体を持っているかどうか」 だけです。数値が高くても症状が出ないお子様もいますし、反対に数値が低めでも注意が必要なケースもあります。
「本当に食べると症状が出るのか」「どのくらいの量なら食べられるのか」を確かめるためには、食物経口負荷試験(実際に食べて確認する検査)が必要です。
検査の対象
0歳〜15歳(16歳未満) のお子様。年に3回まで保険診療で受けられます。
費用
保険診療で実施します。東京都の小児医療証(マル子)をお持ちのお子様は自己負担なし(無償)で受けられます。東京都以外にお住まいの方は、お住まいの市区町村の小児医療費助成制度による払い戻しが利用できる場合があります。詳しくはお住まいの自治体窓口にてご確認ください。

当院の卵の負荷試験の特徴
卵は加熱方法によってアレルゲン性が異なるため、お子様の状態に合わせて段階的に進めます。
ステップ1:加熱卵パウダー(たまこな®)から
多くの方は、院内で購入いただける加熱鶏卵パウダー「たまこな®」を使用します。自宅からの持参が不要で、精密に計量できるため、最初の一歩として安心です。
ステップ2:自宅で同じ量を食べる
負荷試験で食べた量と同じ量を、自宅で安全に食べられるかを確認します。自宅での継続方法を医師が具体的に説明します。
ステップ3:次回の診察で経過を確認、次のステップへ
たまこな®などで問題なければ、卵白が入っているつなぎ料理(例:パンケーキ、ハンバーグなど)の負荷試験へと進みます。ご自宅でゆでた卵を持参いただく場合は、加熱時間などを事前に丁寧にご説明します。
卵を食べるのが苦手なお子様は、調理法を工夫する、ケチャップやふりかけと一緒に食べるなど、工夫できます。事前診察の際にご相談ください。
検査の流れ
- 事前予約・診察 医師が経過を確認し、同意書を作成。必要に応じて抗ヒスタミン薬を処方します。
- 当日:食物の持参または院内で購入 たまこな®は院内で200円/包で購入いただけます。
- 摂取・院内観察(2〜3時間) 1〜2回に分けて食べ、症状の有無を医師が観察します。
- 結果の説明 症状が出なかった場合は自宅での継続方法を、症状が出た場合は適切な処置と今後の方針を説明します。
検査を受けられない場合
当日の発熱・嘔吐・喘息発作・体調不良があるときは検査を延期します。また、症状が重篤と判断された場合は、専門施設をご紹介します。
負荷試験を受けることのメリット
食べられる量が分かると、アレルギーが治りやすくなります
完全に除去し続けるよりも、安全な量を毎日食べ続けるほうが、その後のアレルギーが治りやすいことが分かっています。「食べさせていいか不安で完全除去」という状態が続くことは、かえってアレルギーの改善を遅らせるリスクがあります。
給食・外食・加工食品の悩みが減ります
例えば「加熱鶏卵1/8個まで大丈夫」と分かると、特定のお菓子や加工食品が自宅で食べられるようになります。保育園・幼稚園・小学校の給食でどこまで除去すればいいかも、負荷試験の結果をもとに判断できます。
生活管理指導表の作成もサポートします
江戸川区の保育園・幼稚園・小学校に提出する生活管理指導表の作成も、負荷試験の結果や自宅で食べている量をもとに対応します。過度な除去をせず、安全で楽しい生活を送れるようサポートします。
西葛西・葛西エリアの保護者の方へ
当院は江戸川区西葛西にあるクリニックとして、地域の小児アレルギー診療の窓口となることを目指しています。アレルギー専門医・小児科専門医(副院長:三浦陽子)が直接実施します。大学病院まで行かなくても、地域のクリニックで専門医による適切な負荷試験を受けていただけます。症状が重篤な(アナフィラキシーになったことがある)場合は、東京臨海病院・同愛記念病院など連携先の専門施設へスムーズにご紹介できる体制を整えています。西葛西・葛西・南葛西・清新町・北葛西など近隣エリアからの受診はもちろん、土曜午前も対応しています(枠に限りがあるためお早めにご相談ください)。
近隣地域からお越しの方へ
・浦安市で食物経口負荷試験をお探しの方へ
・江東区で食物経口負荷試験をお探しの方へ
よくある質問
Q. 卵の負荷試験は怖くないですか?
A. 万が一症状が出た場合も、院内ですぐに医師が対応できる環境で実施します。まずはごく少量から始め、症状が出にくい量を確認しながら慎重に進めますので、ご安心ください。
Q. ゆで卵は家でゆでて持ってくればいいですか?
A. はい。ゆで卵を持参いただく場合は、ご家庭での加熱時間などを事前にご指導します。最初の一回はたまこな®(院内で購入できる加熱卵パウダー)から始めることもできます。
Q. 負荷試験で食べられた量は、その日から家で自由に食べていいですか?
A. 検査で安全を確認できた量を、まずは自宅でも継続していただくことから始まります。体調や環境(運動・入浴など)によって反応が変わることもあるため、増やすタイミングは医師と一緒に決めていきます。
Q. 卵アレルギーはいつ頃治りますか?
A. 個人差はありますが、卵アレルギーは比較的治りやすいアレルギーです。就学時には、7割程度のお子さんが治っていたというデータもあります。安全な量を継続して食べることが、治癒を早める大切なステップです。負荷試験で食べられる量を確認したうえで、継続的にフォローします。
まとめ
- 卵アレルギーは、加熱の仕方によってアレルゲン性が大きく変わります
- 血液検査だけでは「本当に食べられないか」は分かりません
- 当院では、加熱卵パウダー(たまこな®)から始める安全な負荷試験を実施しています
- 東京都の小児医療証(マル子)があれば自己負担なしで受けられます
- 負荷試験の結果をもとに、給食の除去対応・生活管理指導表の作成もサポートします
「まずは相談だけでも」という方も歓迎です。お気軽にご予約ください。
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この記事を書いた人
三浦 陽子|カーサファミリークリニック 副院長
小児科専門医・指導医・アレルギー専門医・医学博士
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