アレルギー血液検査(特異的IgE抗体検査)についてお話します!
皆さんこんにちは、カーサファミリークリニックです🏠
「ずっとアレルギー症状があるけど、検査したほうがいいのかな」
「これってアレルギーなのかな」
このように悩まれている方は多いのではないでしょうか。
今回は、当院で行っているアレルギー血液検査についてお話します!
アレルギー血液検査(特異的IgE抗体検査)とは?
アレルギー症状に悩まされている方にとって、「何に反応しているのか」を知ることはとても大切です。また、本当にアレルギー症状なのかは、医師の判断が必要です。
アレルギー血液検査(特異的IgE抗体検査)は、体内にあるアレルギーの原因物質(アレルゲン)に対する抗体(IgE)の量を測定する検査です。
検査でわかること
アレルギーの原因となる食べ物(卵・牛乳・小麦・大豆・ナッツ類・甲殻類・果物・魚卵・魚など)や花粉、ダニ、カビ、動物の毛、ハチなど、さまざまなアレルゲンに対して、体がどの程度反応しているかを数値で確認できます。
検査結果は、IgE抗体価(kUA/L)という単位で表示され、おおよそ 0.1〜100 kUA/L の範囲で測定されます。
検査結果の見かた
結果の値 | 解釈の目安 |
---|---|
IgE抗体価が高い | アレルギーの可能性が高いです |
IgE抗体価が低い(0.35 kUA/L以上(陽性 |
アレルギーの可能性はあるが、検査だけでは判断できません |
大切なポイント
血液検査だけではアレルギーかどうかを確定できないことがあります。
実際にアレルギー症状が出ているか、症状が出た時の経過などの問診・診察がとても重要です。
症状を口で伝えることが難しいこともあるので、実際の写真などがありますと参考になります。
当院での検査について
当院では、保険診療の範囲内で13項目までのアレルゲンを選んで検査できます。
検査は採血で行い、結果が出るまでに約1週間ほどかかります。
血液検査の結果は、患者様の症状の経過や状況と合わせて医師が診断を行います。
食物アレルギー(の疑いも含む)がある方は、必要に応じて、より正確な診断のために食物経口負荷試験を行う場合もあります。食物アレルギーは治っていくことが多いため、1-2年おきに血液検査をすることをお勧めしています。
まとめ
アレルギーは、食べ物の他にも季節による花粉症やハウスダストなど、さまざまな原因が関係しています。
「何が原因か知りたい」「アレルギーなのか相談したい」「食事制限を続けていて心配」など、気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
経過と検査結果をもとに、正確な診断をし、患者様に合った治療の提案をします。安心できる日常生活を一緒に目指しましょう。