不整脈
「急にドキドキして不安になった」「脈が飛ぶ感じがする」「健康診断で“脈が遅い”と言われた」
こうした症状はもしかしたら不整脈が原因かもしれません。不整脈には心配のいらないものから、治療が必要なものまでさまざまなタイプがあります。
不整脈とは?
不整脈とは、心臓のリズムが正常ではない状態のことです
具体的には脈が速くなる・遅くなる・不規則になる、脈が飛ぶといった症状が見られます。
体調や年齢によって一時的に出ることもありますが、心臓の病気や加齢、ストレス、飲酒などが背景にある場合もあります。
主な不整脈の種類
期外収縮
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心臓が「一拍早く打つ」タイプの不整脈です
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健康な人にもよく見られます
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多くは治療不要ですが、頻発する場合や症状が強い場合は精査や投薬治療が必要な場合もあります
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症状として「脈が飛ぶ」「胸がドキッとする」といった一瞬の違和感が特徴です
心房細動
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高齢者に多く見られる不整脈です
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脈がバラバラに速くなるのが特徴です
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この病気を発症すると心臓の中に血栓ができやすく、後遺症を起こしてしまうような大きな脳梗塞の原因となることもあるため、治療が必要です
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「動悸」「息切れ」「疲れやすさ」のほか、「無症状で健診で見つかる」こともあります
発作性上室性頻拍(PSVT)
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脈が突然速くなり、数分~数時間続いて自然に治まることが多いです
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若年~中年層にも見られます
- 「急にドキドキが始まり、急に治まる」症状であることが特徴です
徐脈性不整脈
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脈が遅くなるタイプの不整脈です
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加齢や心臓の電気系の異常が原因です、ほかに心筋梗塞を起こした際にも起きることもあります
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めまいやふらつき、失神の原因になることがあります
検査内容
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12誘導心電図
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24時間ホルター心電図
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心エコー
- 採血
不整脈は発作が起きているときにしか症状がなく、病院受診した際には症状が治まっており、タイミングによって見つかりにくいこともあります。気になる症状があれば、記録をつけて相談してくださるとどのような不整脈が疑われるのか想定がつきやすくなります。
治療方法
不整脈のタイプや症状、背景疾患によって方針が異なります
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期外収縮:経過観察が中心ですが、時に内服薬を飲むこともあります
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心房細動:抗凝固療法(脳梗塞予防)と心拍数を整える薬を使用します。場合によりカテーテルアブレーションが必要です
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PSVT:必要に応じて薬物治療やカテーテルアブレーションでも完治が見込めます
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徐脈性不整脈:ペースメーカーなどが必要になる可能性があります
まとめ
不整脈は、生活に支障がないものから、命に関わるものまであります。当院では循環器専門医による診察を行っています。動悸や脈の異常を感じたら、お気軽にご来院ください。
記事執筆者
カーサファミリークリニック
院長 三浦 光太郎
循環器内科専門医 総合内科専門医 医学博士
